状態の良い2017年式アクアは、日本のオークションでおおむね50万〜85万円で落札されています。2021年式なら90万〜150万円。 この差のほとんどは年式によるもので、走行距離でもグレードでもありません。
「アクアはいくらですか」という質問を週に何度もいただきますが、ひとつの数字では答えられません。2026年8月までの3か月間に成約したアクア約2,300件の実績から、実際に弊社が入札している価格帯をまとめました。以下は市場の中央50%を丸めた「よくある範囲」です。個々の車両はこの上下に出ます。
トヨタ・アクア 年式別の落札価格帯#
| 年式 | よくある価格帯 | 平均的な走行距離 |
|---|---|---|
| 2016 | 45万 〜 75万円 | 約60,000km |
| 2017 | 50万 〜 85万円 | 約60,000km |
| 2018 | 70万 〜 105万円 | 約52,000km |
| 2019 | 75万 〜 115万円 | 約47,000km |
| 2020 | 80万 〜 115万円 | 約50,000km |
| 2021 | 90万 〜 150万円 | 約45,000km |
| 2022 | 115万 〜 155万円 | 約44,000km |
| 2023 | 125万 〜 170万円 | 約39,000km |
アクアはハイブリッド専用車のため、ガソリン版との比較はありません。上表はすべてハイブリッドです。
最大の段差は2021年のモデルチェンジ#
アクアは2021年に2代目へ移行しました。データ上もっとも鋭い断層がここです。初代の平均が約80万円、2代目が約150万円。運転席から見れば同じ用途の車に、約70万円の段差があります。
新しいボディに市場が上乗せを払わないのであれば、初代の最終年式が最も割安です。2019〜2020年式なら、同じプラットフォーム・同じ維持費・同じ部品供給が半額以下で手に入ります。
評価点:0.5点でおよそ20万円#
日本のオークションでは全車に検査員の評価点が付きます。2017〜2020年式のアクアでは、その刻みが驚くほど均等です。
| 評価点 | よくある落札価格 |
|---|---|
| 3.5 | 約60万円 |
| 4 | 約79万円 |
| 4.5 | 約100万円 |
0.5点の差がおよそ20万円。誤差ではなく明確な判断材料です。評価点3.5は悪い車という意味ではなく、多くは目立つ傷・小さなへこみ・板金1枚を指します。塗装より機関の状態を重視する顧客層なら、3.5点に妙味があります。実車の外装を見てから買う個人客に売るなら、4点にお金を払うべきです。
評価点や検査員のマークの読み方はオークションシートの読み方で解説しています。
走行距離:崖は60,000km#
2017〜2020年式の場合。
| 走行距離 | よくある落札価格 |
|---|---|
| 30,000km未満 | 約104万円 |
| 30,000〜60,000km | 約94万円 |
| 60,000〜90,000km | 約74万円 |
| 90,000〜120,000km | 約56万円 |
30,000km未満から30,000〜60,000kmへの落差は約10万円。その次の段は倍近く落ちます。走行距離が再販価格を左右する市場であれば、60,000kmで線を引くのが合理的です。
どの会場で買うかで約1割違う#
同じ仕様でも、地方会場は東京の大型会場よりおよそ1割安く落ちます。1会場に絞らず全国を見て入札することは、車の中身を落とさずに仕入原価を下げられる数少ない方法のひとつです。10台単位の発注なら、この差だけで代行手数料を上回ります。
アクアかフィットか#
ホンダ・フィットのハイブリッドはアクアとほぼ並走しており、同年式・同評価点なら差は5万円以内に収まることが多いです。このクラスではトヨタのバッジにプレミアムが乗ると思われがちですが、オークションではほとんど乗りません。判断材料は現地の部品供給と顧客の信頼です。ホンダ側はホンダ・フィットの落札相場、ハイブリッド全体はハイブリッド車バイヤーズガイドをご覧ください。
落札価格はFOBではありません#
初めて輸入される方が最も驚くのがここです。落札価格の上に、次の費用が乗ります。
- オークション会場の落札手数料
- 会場から港またはバンニング場所までの国内陸送費
- 輸出抹消登録と書類作成
- 仕向地が要求する場合の船積み前検査
- 代行会社の手数料
これらは船に積む前の段階で、1台あたり数万円規模になります。落札価格と手数料を分けずに「価格」ひとつで提示する見積もりは、どこかを隠しています。弊社は仕入れた全車の落札価格を開示し、そこに利益を上乗せしません。内訳は料金ページに掲載しています。
為替について#
オークションの決済は円建てです。お客様の予算はおそらく円建てではなく、為替は評価点1段分を飲み込む程度には月ごとに動きます。上の数字は円の数字として扱い、入札上限を決めるその日のレートで換算してください。
年式は予算より先に規制で決まる#
輸入国の多くが車両の年式に上限を設けており、その年齢を通関完了時点で判定する国が少なくありません。船が日本を出た時点ではありません。輸送に6〜10週間、さらに通関期間が加わるため、入札日には条件を満たしていた車が到着時に失格になり得ます。
自国の規制から逆算し、モデルイヤー1年分の安全マージンを足したうえで、はじめて上の価格表を見てください。
入札上限の決め方#
年式は規制から決める。評価点は顧客が実際に見る箇所から決める。走行距離帯は自国市場の再販条件から決める。そのうえで該当する価格帯の上限を取り、諸費用を足す。それが上限額です。競りが始まってからではなく、始まる前に決めておくこと。
悪い買い物になった車は、ほぼ例外なく上限を決めずに買われています。
よくあるご質問#
アクアとプリウスCは同じ車ですか。 はい。輸出市場によってはプリウスCとして販売されています。日本国内のオークション在庫はアクア名義です。
アクアのハイブリッドバッテリーは壊れませんか。 初代のバッテリーは高温地域でも耐久性が確認されており、交換用も広く流通しています。この価格帯では、バッテリーより評価点と走行距離が判断を分けます。
実用に耐える最安のアクアは。 2016年式・評価点3.5・走行80,000〜100,000kmあたりが市場の底値圏です。これより下は事故歴か、仕向地の検査を通らない車を買うことになります。
評価点と走行距離を指定して探せますか。 可能です。年式・評価点・走行距離帯をお知らせいただければ、その条件で今週のオークションを検索し、事前にお決めいただいた上限額まで入札します。
お見積り依頼、またはトヨタ・アクアの車種ページからご相談ください。




